9月24日
今回は”地域ブランディング”を学ぶ為、
私たち長野プロデュース科
なんと、、、!
長野県を飛び出し、群馬県嬬恋村に行ってきました!!
県外初取材!張り切っていきましょう!!!
、、、ん?

ナニコレ?アイサイカニチュウイ???
道中になんだか面白い標識を見つけました。こんな標識教習所で習ってない!!笑
なぜ”愛妻家”なのか、謎は後ほど解けちゃいます。
ここ嬬恋村は高原地帯なだけあって年間の平均気温は8度前後。軽井沢にまさる避暑地なんです。夏でも涼しく過ごしやすいのが特徴で、浅間高原一帯は別荘地としても脚光を浴びているんだとか。この日も気温が低く、15度程でした。
長野市から車を走らせること1時間半で嬬恋村に到着!観光案内所での取材まで時間があったので、まずは愛妻の丘を訪れました。




ここがどんなところなのか、詳しくは後ほど説明していきます。
ということでここからが本題。
嬬恋村観光案内所にて観光協会事務局長の三ツ野さんにお話を伺いました。

そもそも嬬恋村は群馬県の西北部に位置し、軽井沢や草津温泉の近くにあります。夏でも涼しい気候が特徴で、生産量全国1位を誇る特産品のキャベツの畑がズラーッと並んでいます。

お土産コーナーもどこを見てもとにかくキャベツ!キャベツ!キャベツ!



私は炭酸飲料が苦手なので、TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』とのコラボメニューの「キャベツぎっしり肉まん」をいただきました。もうとにかく絶品!!!中には嬬恋産のキャベツとジューシーなお肉がぎっしりで食べ応え抜群!とっても美味しかったです。
コラボしているアニメですが、実は劇中には嬬恋村は一切出てきません!キャベツのキャラクターが出てくることから、キャベツといえば嬬恋村というイメージがあり、制作側からコラボのオファーがあったんだそう!まさにブランディングができているという証拠です。
嬬恋村という村名の由来は、ヤマトタケルノミコトの愛妻伝説にあります。昔々、ヤマトタケルノミコトが東征中、海神(ワタツミ)の怒りを鎮めるために愛妻・弟橘姫(オトタチバナヒメ)が荒れ狂う海に身を投げました。その東征の帰路、碓日坂(今の鳥居峠)に立ち、亡き妻を偲んで「吾嬬者耶」(あずまはや)=「ああ、わが妻よ、恋しい」と嘆いたそうです。これが世界初の”愛妻家宣言”と言われています。
※村名の由来について、詳しくはこちらから
以来、嬬恋村は「妻恋しい村」として親しまれ、愛妻家の村としてブランディングしてきました。
道中に見つけた”愛妻家に注意”の標識も
愛妻家=妻に恋する=嬬恋村
というように、妻に恋する村としてのブランディングの1つだったんです!
そして、先程訪れた愛妻の丘。まさにここが愛妻家の聖地なんです!
ここでは「世界の中心で愛を叫ぶ」ならぬ「キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ」通称「キャベチュウ」というイベントが行われています。今年で19回目となるこのイベントは広大なキャベツ畑の中心にあるここ愛妻の丘を舞台に、普段は照れくさくて伝えられない感謝や愛の言葉を大声で叫ぶという、とてもユニークな催しです。歴代のイベントポスターも個性溢れるものばかりでとても目を引くデザインでした。



開放感溢れるキャベツ畑の中で普段なかなか口にできない大切な思いを素直に伝えられる絶好のチャンス。夫婦、恋人、誰でも参加可能で、奥さん、彼女さんからの叫び返しも毎年恒例。今では他県や海外からもお客さんが来るほど人気のイベントになりました。
このように嬬恋村は村名の由来からなる愛妻家と特産のキャベツの村としてのブランディングに成功しています。最近では「妻との時間をつくる旅」という取り組みも。HPでは希望に合わせた様々なモデルコースまで紹介されているんです。親孝行ならぬ妻孝行、憧れます。素敵だなあ、、、
また、地域おこし協力隊の方が作られたというポスターやパンフレットがたくさん置いてありました。実は三ツ野さん、もともとは地域おこし協力隊として嬬恋村に移住してきたそうなんです。「寒いのはなれるまで大変だけど、とにかく自然豊かで景色が綺麗。四季の色を楽しめるところが好き。」と話してくださいました。
観光案内所を後にした私たちですが、せっかくなので嬬恋村をぐるっと一周することに!
まずはファミリー層に人気の軽井沢おもちゃ王国!
ではなく、
その隣にあるホテルグリーンプラザを見学しました。(本当はおもちゃ王国行きたかったな、、、)


あれ?なんかここ見たことあるな、、、
と思っていたら
なんとここ!
2020年に放送されたドラマ「この恋あたためますか」のロケ地だったんです!!見ていたドラマだったのでとにかく嬉しかった!!笑
大自然に囲まれたとても空気のいい空間に、雰囲気のある落ち着いた内装がとても居心地良く、短時間でしたが気持ちよく過ごすことができました!いつか自分も家庭を持てたら家族で泊まってみたいな、、、と夢が膨らみます🌟
お次は鬼押出し園へ。

今日は曇っていたのであまり綺麗には見えませんでしたが、ゴツゴツとした溶岩は迫力満載でした。また天気の良い日にリベンジします!
そして最後に絶景スポットとして有名なカラマツの丘へ。

嬬恋村といえば一面キャベツ畑のこの景色。
パンフレットや写真でしか見たことが無かったので、実際に自分の目で見ることができてよかったです。写真もたくさん撮りました!
まとめ
「妻恋しい村」として親しまれ、そこから愛妻家の村としてのブランドを築きあげてきた嬬恋村。村名の由来にもなった歴史や、特産品のキャベツを使用したブランディングなど、地域の特徴を最大限に活かしたプロデュースを学ぶことができました。
特にキャベ中の様子はこんな関係性憧れるな、、、とちょっぴりうらやましくもなりながら、とても温かく、とても微笑ましかったです。
現在授業で長野市のブランディングに関わらせていただいているということもあり、吸収できることがたくさんの1日になりました。
最後に、今回ご協力いただいた観光協会事務局長の三ツ野さん。ご協力ありがとうございました!
PS,母から「せっかく群馬行くなら帰りに野菜買ってきて~」と頼まれていたので、帰りに直売所へ寄り道することに。
おじちゃんおばちゃんがとても気さくに話しかけてくださって、たくさん試食させていただきました笑

キャベツを買っただけなのに袋を開けるとまさかのナスとピーマン(パプリカじゃないよ)のおまけ付き。おじちゃんおばちゃんやさしい!だいすき!ありがとう!
気温は寒かったけれど、より一層人の温かみを感じられた素敵な1日でした!
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