※この記事は前回の続きです。前回の記事はこちら↓

ここからは嬬恋村の観光地を回っていきます。

ちなみに天気はまだ曇り。先に言ってしまうと、この後の写真はすべて曇り空です。あらかじめご了承ください。とりあえず私はお祓いに行ってきます。

軽井沢おもちゃ王国の近くにあるこの建物は、「ホテルグリーンプラザ軽井沢」。これから建物の中を見学していくんですが・・・
ここでふと思いました。

「ここ、昔泊まったことあるような・・・」

母に聞いてみると、本当に泊まったことがあるようです。私は「こんな感じの建物だったな」というかすかな記憶しかありません。しかし、これは逆に言えば「印象に残るほどオシャレで立派」だということ。

木目調の温かみが、緑豊かな自然環境と調和したデザイン。全体的にリラックスできる居心地の良さを感じられます。ロビーにはファミリー層が多くいらっしゃったので、やはり「軽井沢おもちゃ王国のオフィシャルホテル」であることが分かります。子どもたちにとっても印象に残る、そんな場所でした。

次に訪れたのは「鬼押出し園(上信越高原国立公園)」。ここで、江戸時代に発生した「天明大噴火」について軽く説明します。

時は1783年、群馬県と長野県にまたがる浅間山がとんでもない大噴火を起こしました。この噴火によって、群馬県側の山麓を中心に大被害を出し、特に当時の鎌原村(現・鎌原地域)はほぼ壊滅、村の人口の8割が亡くなったといわれています。また、これが後に全国的に被害が出た「天明の大飢饉」の原因の一つにもなりました。

ここ鬼押出し園には、噴火によって流れ出た溶岩流が冷えて固まったものがそのまま残っています。その範囲はとても広く、天明大噴火による被害が非常に甚大であったことが伺えます。

また、大噴火の犠牲者を弔う目的で、敷地内には浅間山観音堂というお寺が設置されています。

最後に訪れたのは「カラマツの丘」。

広大なキャベツ畑の中に、カラマツがポツンと佇んでいます。ここは隠れたフォトスポットで、役場の職員の名刺にも使われるほど。この光景はまるで北の大地のようです。

嬬恋村はキャベツや愛妻だけでなく、自然や歴史からなる観光地もたくさんあります。ぜひ愛する人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

最後に、課外授業内であったエピソードと、そこから私が感じたことについてまとめます。

クラスメイトの一人が「キャベツを買う」ということで、私も買っていくことに。移動の途中、直売所に寄り道しました。

その直売所ではキャベツ以外にも、たくさんの野菜がずらりと並んでいました。それを見て、優柔不断な私は「他の野菜も良いなぁ」と心の中で呟きながら、どれにしようか迷っていました。

すると直売所の方から、キャベツのお漬物と、とうもろこしをいただきました。直売所の方々がとても温かい人たちで、皆さんから「愛」が溢れているのを感じました。

いただいたキャベツもとうもろこしも、「愛」がたっぷりつまっていてとっても美味しい。嬬恋村がまるで自分のおばあちゃんのように、愛に溢れている村なんだなと。そう思いながら、その場を後にしました。

最終的にキャベツを選びました。直売所の皆さん、ありがとうございました。

再び直売所の方とお会いすることは恐らくないかもしれません。でも、こういう旅の醍醐味って「人との出会い」で、それは一期一会。普段の生活では周りの人に温かさを感じられなくても、旅に出ると嬬恋村の方々のように「愛ある人」もまだたくさんいることに気がつきます。そして「まだ世の中捨てたもんじゃないな」と思えるようになります。

私には、幼い頃から愛情をあまり感じられず、時には絶望を味わった過去があります。最近その過去と向き合ったときは「私が人を愛せるのか」と不安になっていました。しかし気がつけば、結婚して妻とここに訪れる未来を想像していて、将来「誰かと一緒に幸せになりたい」と思っている自分がいました。嬬恋村は、自分の将来と向き合う機会も与えてくれました。今回の課外授業は、いつもよりちょっと特別になった気がします。

「愛妻家の聖地」嬬恋村は、

人々、農作物、そして村全体にも愛情が注がれている、「愛情たっぷりの村」なのではないかと思います。

ということでこの記事はここまで。また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

今回の課外授業の様子がInstagramで公開されています。私が作ったのでよかったらぜひご覧ください!