本日の、お天気チェックのコーナーーーーー!!!!!
本日のお天気は~??

曇り!いやいつ晴れんねん!!(土砂降り大雨男の嘆き)
今回訪れたのは群馬県の「嬬恋村」。この課外授業もついに県外進出です。
群馬県の西端に位置する村で、人口はおよそ9000人。浅間山、本白根山などの山々に囲まれており、高原地帯には温泉やレジャー施設などが数多く存在しています。
さて、今回この嬬恋村に訪れたのにはとある理由があります。

ここ嬬恋村は、日本一の自然湧出量を誇る「草津温泉」と、スネ夫の別荘がある「軽井沢」に挟まれた立地。どちらもメジャーな観光地のため、嬬恋村に足を運ぶ人が少なかったのです。
そこで、村の特産品や村名を活かし、尖ったブランディングの展開を始めました。ということで、今回の取材テーマは「地域ブランディングを学ぶ」です。


今回お話を伺ったのは、嬬恋村観光協会 事務局長の三ツ野さん。神奈川県のご出身で、嬬恋村地域おこし協力隊のOBの方です。
嬬恋村がどんなものを活かしてブランディングをされているのか。それは、「キャベツ」と「愛妻」です。
キャベツ
高原野菜の栽培が盛んな嬬恋村。特にキャベツは、市町村単位での生産量が日本一。「日本一のキャベツ産地」なんです。

ブランディングではキャベツのグッズやフード等を多数展開しており、

キャベツの柄のデザインをしたTシャツ。

キャベツのアイス。

さらにはキャベツサイダーまで!
どんな味なのか気になるところですが、残念ながら私は炭酸飲料が飲めないので食レポできません。気になる方は実際に現地に足を運んで飲んでみてください。
愛妻
「嬬恋」という名前の由来は、古代日本の皇族「日本武尊(ヤマトタケル)」の愛妻伝説にあります。
昔々、日本武尊が九州から東へ向かっていた時のこと。
船に乗っていた一行は途中、嵐に見舞われます。すると彼の愛妻である弟橘姫(オトタチバナヒメ)は、海の神様の怒りを鎮めようと、海に身を投げたのです。
その後嵐は収まりましたが、日本武尊は大切な妻を失う結果となってしまいました。
その帰路、日本武尊は現在の鳥居峠に立ち、亡き妻を偲んでこう叫びました。
「吾嬬者耶 (あずまはや)ーー!!」
(ああ、わが妻よ、恋しい)
これが後に、嬬恋の名前の由来となります。
2006年、日本愛妻家協会が嬬恋村を「愛妻家の聖地」と制定。国内外から愛妻家が集うようになり、嬬恋村は村名の由来を活かしたブランディングの展開を始めます。
「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」(通称「キャベチュー」)

夫が妻に愛を叫ぶイベント「キャベチュー」が毎年9月頃に開催されています。例年だと30~40組が参加するそうです。
参加者の中には普通に叫ぶ方もいれば、その場で感動して涙を流す方、想いがこみ上げてきて叫べない方もいます。「とても温かいイベント」ということで、約20年間続いています。
このようなイベントは全国各地に広まっています。東京の日比谷公園では「ヒビチュー」、静岡県の茶畑では「チャバチュー」が開催されているそう。どのイベントも、この「キャベチュー」が元となっており、良いイベントであることが分かります。
愛妻の丘

このキャベチューが行われている会場が「愛妻の丘」。ここは見る観光スポットではなく、「叫ぶ」観光スポット。



広大なキャベツ畑と、雄大な山々に囲まれています。丘からの景色も綺麗ですね。
全国の旦那さん、愛する妻へ、愛の言葉をここで叫んでみませんか?


我々2年生は、マーケティングの授業で長野市の「都市ブランディング」と関わっています。そこで、「地域のブランディングで大事なことは何か」を聞いてみました。
三ツ野さん「地域の方たちの声をしっかり聞くことが大事だと思います。このブランディングを立ち上げる際には、地域の方に “そもそもうちの夫は愛妻家じゃない” という方も多かったです。その中でも、観光に力を入れて移住・定住につなげるために、地域の人の意見もしっかり取り入れながらブランドを地域に刷り込んでいくことは意識しています。」
地域の方と一緒にまちづくりをしていく、とても大事ですね。
三ツ野さん、本日はありがとうございました!
ここで本日のハッピーランチタイムです。

近くのセブンイレブンで購入しました。
「サンドイッチ」
ツナマヨ、たまご、レタスとハムの3種類です。余談ですが、私がサンドイッチの具材で一番好きなのはレタスとハム、たまにチーズも入ってるやつです。
「嬬恋産キャベツを使用した漬物」
嬬恋らしいものも食べたいということで購入。
実はこの日の朝、コールスローサラダを食べました。つまり2食連続でキャベツです。少しでも天気が良くなってほしいという切実な願いから、この日はキャベツをたくさん食べようと決めていました(朝食べたものが嬬恋産かどうかは分かりませんが・・・)。
せめて、午後は晴れますように。
ということでこの記事はここまで。また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
嬬恋村観光案内所では、嬬恋村の観光情報だけでなく、キャベツや愛妻のグッズ・フードの売店、カフェもあります。嬬恋村に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。